死因はインターネット

説明しよう!このブログは!オタクの文章力が上達していく様を眺める実録ドキュメンタリーサイトである!

透明感ってなに???????

↑なんなんだろうな……?

 

こんにちは、CLIP STUDIOが多くのツールを内包する中Gペンとエアブラシくらいしか使いこなせない千歳とせです、この2つだけならメディバンでいいのでは?

筆ツール、使ってみたいですよね……水彩……憧れます……

 

導入が迷子になった、ずっと疑問に思ってたんですけど透明感ってなんなんですか?いわゆるザ・水彩な絵は透けみがあったりしてるんですけどそういうことなんでしょうか?「〇〇さんの塗り透明感あって素敵です!!」みたいなツイート、検索すればいっぱい出てくるんですけど透明感って言葉使いたいだけなんじゃないんですか?

穿った見方オブザイヤー2018ノミネート発言なんですけど透明感って言うだけで「判ってる」ポイントが加算されると思ってるひとが多そうですよね、「判ってる」ポイントを貯めるとスタバのタンブラーとかが貰える。

 

 

そもそも社会に迎合した大衆、アニメは年に一度のコナン(安室透、かっこよかったです)と金ローでやってるジブリしか見なくてアイドルやサッカー選手の名前をソラで言えるノン・オタクの世界では「透明感」という言葉はリアル女性の肌を形容する最上級のワード、らしい。多分キメが細かいとか単純に色が白いとか潤いがあるとかなんでしょう、あと潤い要素、水。肌ね……なるほど……オタクなのでどうしてもカラフルな髪とかに目がいってしまうけど言われてみると肌のほうがしっくりくる……

 

それを踏まえながら考えてみると肌の透明感で確かに……!って思ったのはヴィーナスの誕生の絵画、ボッティチェリの奴が有名なんですけどカバネルのほうがえっちですよね、女神なので無罪ですけど。

女神、この世ならざる「美」そのもの。陶器のような白い肌……プロポーション……全裸なのに寒そうだな〜って思わせない佇まい……全然透明でもなんでもない、油絵具で描かれた絵画なんですけど何故か妙に透明感という言葉がしっくり来る……

一方でモナ・リザ、多分世界一有名な絵画、こっちは透明感を感じない……多分色合いが落ち着いていて全然白くないせいもあるんでしょうけど多分こっちは女神じゃない人間(モデルは謎ですけど流石に神様じゃぁないですよね)ってのもデカいと思うんですよ。

 

女性を形容するときの透明感、それは神の世界に片足突っ込んだ人間の枠に留まらない美しさをそれっぽい言葉で表現した結果なんでしょうね、なんで透明なのかは知らない、光が透けるよう云々とか?

 

 

絵に関する透明感はこれとは別のベクトルだってことはなんとなくイメージとしてわかる。神々しさならKoi先生のご注文はうさぎですか?でも感じる、感受性豊かなので。でもごちうさを透明感ある〜って言う人はあんまりいない……気がする、自分の観測不足かもしれないけど。

だとすると……オタク・イラストにおける透明感って結局何なんだ……?水彩の色使いが素敵ですね♡って言えばいいのでは?何もわからなくなってきた、そもそも人は何故透明なモノに惹かれるんだ……?

 

イラストを描く立場からすると単純なものより複雑なもの、複雑そうに見えるもののほうがなんとなく上手い絵に見える、というのはあります。多分料理のお出汁と同じ、卵かけご飯は醤油より麺つゆのほうがおいしい。自分は色の境目がパキパキした塗りなんですけど仕上げの加工で大理石のテクスチャとか虹色のグラデーションをうっすらオーバーレイかけて雰囲気的な情報量を増やしてる。水彩の場合はもう塗ったその瞬間から色が重なり混ざりあって否が応でも色の情報量が増えて上手く見えるんじゃないかな?別に絵の専門家じゃないからこれ以上益になる話は出来ないので終わらせていいですか?いいよ、わーい。

 

 

 

なんというか……こんな風に、オタク・タイムライン一般で使われる言葉は時々わからなくなることがあるんですよね。尊いとか。でも、割と思考停止でノリに便乗して使っちゃうんですよね……言葉って難しい、ほんとに。

 

 

 おわし