かまきりこわい
カマキリこわい。
香川照之には悪いがカマキリをディスらせてもらう。
カマキリは人間に明確な敵意を持っている。
他の虫は人間が近づくと避けていく、虫という生き物でも無駄な闘争を避けるような社会性は持ち合わせている。
しかしカマキリはどうだ?奴は退かない、どけよ、近づくな。
払おうとすると鎌を振り上げ威嚇してくる、恐怖でしかない。
あの鎌は人の指くらいは落とせると思う。サイズ感的に。
怖すぎる。銃刀法は昆虫の世界に適応されないのか。
落とされた指は土に還りやがて一輪の花が咲く。
カマキリをモチーフにしたポケモンにストライクがいるが、進化後のハッサムはカマキリとは似ても似つかない。
そもそもあれは何なんだ、虫をメタルコーティングするな。
そもそも鎌は農作業の道具でしかなかった。
それがかっこいい武器としての要素を付与されたのは死神の持つ大鎌のおかげでしかない。カマキリは死神の作り上げたイメージに乗っかっているだけ。
そもそも両手に鎌なんてデザインは何なんだ。正気とは思えない。
自由帳に描いてろ、受肉させるな。
どの小学校でもあったイベント、クラスのバカがカマキリの卵を引き出しの中にアブダクションして孵化した細かい幼虫がわらわら出てきて大騒ぎ。
パニックものの映画はこうやって始まる。これもダメだ。
干してた洗濯物にカマキリが張り付いて気付かずに取りんでしまった時の恐ろしさと言ったらない。平和な自宅空間が、理性を持たぬモンスターに荒らされる。
かまきりりゅうじの「おれはかまきり」という詩、昆虫風情がイキるなと思う。
カマキリはきれいなちょうちょを食べるな。
以上、かまきりこわいでした。