死因はインターネット

説明しよう!このブログは!オタクの文章力が上達していく様を眺める実録ドキュメンタリーサイトである!

Stellaここすきポイント

(時々ヒプマイ公式垢のツイートのノリが分からなくなる)

何度もコレをRTしてるのにあんまり聴いてる人が居なそうなのでコメンタリーします。公式でフルだよ!!!映像が天才!!!!!!!

 


ヒプノシスマイク 「Stella」Fling Posse

イントロ

MVの物語の切れ端を乗せた船は~のところで原稿用紙がふっぁっさ〜〜ってなるのかっこいい(いっぱいあるものはかっこいいので)そもそもこの曲が幻太郎の書いた小説ってのが何でもありでずるい…あんなナリでこんな聴くSF書いてたのか……

 

帝統パート

有栖川帝統の低音ラップで多分めちゃめちゃな人数がオトされたと思う。今までのラップのテンションとのギャップもあってすごくシリアス……お前こんな真面目な顔できたのか……設定も敗戦で国を追われた王さま……とファンの間で帝統に王族疑惑がかかっているのも踏まえて色々含みを感じてしまいますね。

そういえばTDDのコミカライズを読んだんですが東方天乙統女(顔がいい)がふつーにラップして元総理達をバッサバッサぶっ倒しているのがかっこよかったです。

 

ほとんどの歌詞で韻を踏みながらその一つ一つが文豪の幻太郎らしい小難しいハイレベルなかっこいい文章になっているの、作詞家の人まーーーじで凄っ……てなります。難しすぎて帝統の台本だけいっぱいふりがな振ってありそう。

 

死に至る猛毒とは理想の主張か?←すきすきポイント、めっちゃかっこいい。

 

見知らぬ星に向けるVenez m'aiderメーデー……救難信号……最初は気づかなかった(何故ならぼくはフランス語がわからないので)のですが3人とも孤独で誰かに助けを求めているんですよね……

 

(サビは最後に……ごめりんこ……)

 

幻太郎パート

HoodStarのCメロでも思ったけど斉藤壮馬の声エロい。

最初「山賊〜〜〜ド文系の幻太郎先生が〜〜?」と思ったんですけどよくよく考えれば中王区で服装をディスられた時めちゃめちゃ凹んで殺りにかかったり(この時帝統がフォローに入って一二三に食って掛かるのすき)アルバムのドラマパート(C盤)でヨコハマの相手は任せてくださいみたいにやっておきながら煽りまくって喧嘩に発展したり……と意外と好戦的だったのでけっこう的を得ていました。

 

世界は救いが無く退屈なものだと思っている山賊も一筋の光を追い求めたいと思ってしまうんですよね、諦めから新しい一歩を踏み出す始まりの歌……エモっ……

 

俺も奪い去ってくれメサイア←これも助けを求めてる……直接「助けて欲しい」と言わずとも連想させるワードを仕込んで3人の共通点を仄めかしているの作詞家の妙って感じ

 

乱数パート

これも!!!今までの乱数とは違った無機質な演技!!!!飴村乱数やっぱりアンドロイドなの?

 

ここ、ステレオのLRで片方はそのままなんですけどもう片方はノイズの混じった加工済みの音声が流れてきて、そのままの方は感情のこもってない機械みたいなラップ、ノイズの方が悲痛な叫びに聞こえるんですよね……

 

追い求めたくて老いを止めた恋焦がれた命の欠片←ここ!テンポがアップしていって、熱くなりながらもでもやっぱり素の声のほうは何で熱くなってるのかも分からない感じで……加工のほうはすがりつくような必死さを感じます。演技まじですごい。

 

Cメロ

MVの台詞パート、原稿用紙のマス目に台詞が現れるのオシャレで天才。

 

「「賭けてみないか?」」←1番のエモエモポイント、そもそもポッセ結成が乱数の思いつき……というか無理矢理引き込んだ感じなのですがだんだんと乱数のほうの闇が見えてきて……そんな中賭けに乗った2人が今度は乱数に向かって意趣返しをするの、いちばんすき……

 

爪先は前に向けておく……←例え今は停滞していたとしてもまた前に進もうとする意志なんですよ。振り返る時自分の影が追いつけない様に……とか「ここにいても変わらない」とか、現状を否定してできる限り変わろうとする考え方、ポッセだな〜〜〜〜〜って。

 

サビ

再生のverse流星に手を伸ばす←Stellaは失った、諦めていた、空っぽだった3人が再び星/光に手を伸ばす物語なんですよ……ポッセはそもそもデザイナー、小説家、ギャンブラーで個性強めバラバラ集団なんですがやっぱりどこか共通点があって、今回はそれを孤独の埋め合わせという形で歌にしたのかな〜〜〜なんて……

本編はまだよくわかりませんが、今までどこかドライな関係性というイメージがあった(でも楽しそうにチンチロして遊んでる、かわいい)ポッセがいつの間にかお互い大事な居場所になってたんだな〜って(でも相変わらず24歳2人は20歳の帝統に遠慮がない、姉か?)

 

軌跡は歪な方がLuminas筆記体のStellaが何かの(宇宙船)軌跡になってるのが天才!!ポイントです。

ポッセはなんか……刹那主義といいますか結果は極論どうでも良くて、今を最大限生きようとしてる活力と儚さが魅力だと思ってるんですがこれは正にその通りの一節で……か、解釈〜〜〜〜〜って叫んでしまった。

“カラフルなペンキを壁に好きなだけ塗りたくった後で壁ごと壊して瓦礫でキャッチボールしてそう”っていう名/迷解釈がありますがやっぱりこれはポッセにどこか漂う刹那主義だったり今が最高ならそれだけでGoodTimeな感じなんだな〜と思います。あと崖スキップも好き……

 

サビの部分書いて思ったんですが

3人の登場人物

→3人の共通点(孤独/救済)

→テーマ「再生」

→それに対してポッセはどうするチームなのか?という解釈(瓦礫キャッチボール)

といった1つの物語としてもFlingPosseの新曲としても構造がめちゃめちゃしっかりしていて、それでもってハチャメチャに韻を踏みながらハイコンテクストな歌詞になっているのレベルが高すぎないですか???さらにさらにこれを歌う声優さんの演技力ですよ……

 

よーしこんな感じ!!!皆聴いてエモ散らかして下さい(エモ散らかすは公式見解だからいくらこの言葉を使っても語彙力の無い奴だとレッテルを貼られることはないのだ)

ちなみに前のチームソングのほうのPCCSは女子高生の放課後だな〜って思いました。


ヒプノシスマイク Fling Posse「Shibuya Marble Texture -PCCS-」