死因はインターネット

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きららファンタジア的多元宇宙論

I always suspected that one world's reality is another's fiction.

That's why I like happy endings!

 

いつも思ってるんだ「ある世界での現実は他の世界における創作じゃないか」ってね

だからボクはハッピーエンドが好きなのさ!

出典:The Multitersity

 

The Multiversity

The Multiversity

  • 作者: Grant Morrison,Ivan Reis,Jim Lee,Frank Quitely,Cameron Stewart
  • 出版社/メーカー: DC Comics
  • 発売日: 2016/11/22
  • メディア: ペーパーバック
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 みなさんこんにちは、ゆるキャン△ピックアップ召喚(TIPS:千歳とせはピックアップという単語が……)に向けて徳を貯めている千歳とせです。確率を自分のモノにせよ。

 

 今回はきららファンタジアの世界観についてのお話をさせてください。世界観って言ってもエトワリアが剣と魔法のいわゆるファンタジー世界って事じゃないですよ、ソラ様による聖典の観測から始まる、次元と宇宙を内包したもっとマクロな世界、多元宇宙のお話です。

(きららファンタジアをやってない人はこれを機にダウンロードしましょう☆)

 

 

THE MULTIVERSITY

さて、きららファンタジアの話をする前に自分の好きなアメコミの宇宙の話をします。待って、帰らないで、これはきらファン宇宙を読み解く為に必要な情報よ。

 

アメコミの世界は繋がっているというのは皆さんご存知だと思います、インフィニティウォー、楽しみですね、自分はDC過激派なのでMCUフェイズ3の作品はDrストレンジくらいしか見てないのですが。

それとは別にアメコミ特有の概念としてマルチバースというものが存在します。これはDCの個性みたいなもんですね、これから先DCコミックスのことを話します、MARVELくんは一生インフィニティストーン巡って争っててください。

マルチ+ユニバースでマルチバース、もっとわかりやすく言うとパラレルワールドですね。メインのユニバースとは別に善悪が反転した世界だったり性別が逆転した世界だったりスチームパンクの世界だったり……が点在しています。実際はDCの各ユニバースは同一座標上に存在し、異なる周波数で振動しながら重なりあってるんですけどこれは忘れてください。

 

マルチバース発見の先駆けとなったのは真紅のスピードスター、みんな大好き2代目フラッシュのバリー・アレン(フラッシュのドラマめちゃくちゃ面白いので見てください、アメコミ初心者もファンも十二分に楽しめる傑作です)。幼い頃読んでいたコミックスのヒーローから名前をとってフラッシュとなった彼はある日別のアース(ユニバース)に辿り着き、初代フラッシュと出会います。それがきっかけとなり多数のアースが発見(創作)され、まぁ反物質とかなんかいろいろあって統合されたりまた分離されたりして結局今は52個のユニバースがありま……した……最近のイベントストーリーで未知のマルチバースが発見されて世界の果ての壁もぶち壊されたばっかりなんですよ……スナイダーめ……(ダークナイツ・メタル、面白かったです)

 

重要なのは2代目フラッシュが初代のことをコミックで読んでいたことです。DCにおけるコミック、それは他の世界での出来事がクリエイターの脳にボトルメールのように届いたものがアートとして定着し発行された、世界を覗く窓のようなものなのです。これは妄言とかじゃなくて成熟されたれっきとした設定ですよ、モリソンの……あれ……モリソン以外これ言ってる人居たかな……スーパーボーイ・プライムはこの設定使ってるんでしたよね……

 

いっちばん初めにリンクを貼ったマルチバーシティはこれがテーマとなった作品、台詞もそこからの引用です。それぞれの世界から集められたヒーローがマルチバースを脅かす存在と戦います。コミックを通じて並行世界が交わり、読者も作中と同じようにコミックを読みながらユニバースを横断していきます。(リーフと呼ばれる1話1冊の発行形態なのでリアルで読めた人はそれこそ1冊ごとに1つのユニバースを見て、次の1冊でまた別のユニバースを見れたんですね……羨ましい……自分は単行本で読みました)

アホみたいに複雑な本なので自分でも誤読ばっかりしてる可能性があるんですが……2年後くらいにヴィレッジブックスから邦訳出てくれないかな〜〜チラッ

 

コミックを通じて他の世界の様子を覗く……

この構造、何かに似ていませんか……? 

 

 

ドキドキ☆ビジュアル世界

さて、皆さん大好ききららファンタジアの話に入ります。この作品はすっごく無粋なことを言うとお祭り的クロスオーバー作品なんですが目を見張る設定なのが参戦するきららガール達の活躍……我々の世界におけるまんがタイムきららのドキドキビジュアルコミックスが「聖典」として舞台である「エトワリア」の世界で読まれているということです。高山春香と園田優がちゅっちゅしてる秘密も一之瀬花名ちゃんが浪人してる秘密もまるっとまるまるお見通しだ!エトワリアの女神であるソラ様(夜更かしをしていると怒られるらしい)は他の世界……きらら作品を観測することが出来、その様子を記録した書物である「聖典」がエトワリア世界で読まれる……という設定。

 

今更言うまでもないですが荒井チェリーバースを除いて各きらら作品の世界は独立しています……多分。ツインテール種田梨沙は同時に二人存在し得ない……ひだまりスケッチの世界……ステラのまほうの世界……ゆるキャン△の世界……それら独立した作品は独立した世界として交わる事無く並んで存在しています。交わらないからこその平行/並行、パラレルですね。

 

聖典……コミック……アース……きらら作品……

きららファンタジアは実質マルチバーシティなのでは……!?!?!?

 

 

 

並行世界を現すモデルはだいたい①単に距離によるもの②ビッグバンの歪みによる泡宇宙③オタクの大好きな可能性による分岐の量子力学的多元宇宙④膜宇宙/ブレーンワールドでしょうか。②の泡宇宙はよく分かりません、距離によるものと考え方は似てるんじゃないでしょうか。④のブレーンワールドがここでは1番言いたいんですけど膜って言われても分かりませんよね、この世界(3+1次元)より上の次元の存在を前提にして、その次元を漂うちっぽけな次元としての3+1次元世界が無数にある……的なのです、2次元のペラ紙にいっぱい1次元の線が引けるのを想像するとイメージつきやすいんじゃないでしょうか。

 

コミックの構造を考える上で、ブレーンワールドというのは非常に都合がいいと思ってるんですよね、ストーリー展開が組みやすいのは量子力学の方でしょうけど。DCコミックスもブレーンワールドの観点から多元宇宙を見ているはずです、じゃないとバルクという単語が使われることはないんじゃないかって。(マルチバーシティには多元宇宙の構造を記した地図が封入されいるんですがその中の一説で言われてます、これは妄言です)

この前の尊い論でも述べましたがコミックというものは我々3次元による2次元への介入→創作です。4コマの枠線の中に神たる作者が独自の世界=宇宙を作り上げていきます。きらら雑誌1冊につき20強……×4誌で100近い世界が同時に存在しています。ブレーンワールドの視点に立った時、正にそれらは全て、我々の認知している3次元的存在である芳文社マルチバースに内包された2次元並行宇宙と呼べるのではないでしょうか……?高次元から数多の下の次元の存在を確認する、これがめちゃくちゃ雑に言った時のブレーンワールドです。

 

要するに……あなたの部屋の本棚こそが多元宇宙なんですよ。そして……この世界も……高次元の誰かの本棚に仕舞われてるのかもしれない……

 

なんか書いてて楽しくなってきたので今度はきららファンタジアの用語・設定からミクロの観点でエトワリアの考察をやりたいと思います。全然ソラ様とかクレアちゃんに触れられなかったね。

 

チョコミントへの宣戦布告

人間は考える葦であると言ったのはパスカル先生です。人間の本質が考えること、思考することにあるのだとしたら、仮に人間じゃない物でもその本質を埋め込めば人間足りうるのでは……?という事だと思ってたんですけど今調べたら葦のか弱さ要素も言いたかったらしいですね。

 

その通り、人間は考えることによって様々な物を生み出しました。今指でなぞっているiPhoneも、あったかいコタツも、花粉を水に変えるマスクも……でも……考えて生まれた物が全て優れている訳ではありません。時に意味不明な想像が創造され、世にのさばっているのです……

 

チョコミントとかなぁ!!!!!!

 

何故!!!チョコと!!!!ミントを!!!!混ぜる!?!?!?!?

チョコは美味しいですよ、将来はチョコレート工場を作って推しカプのチョコエッグをコンビニの棚に並べたい。甘くてもったりしてる、血糖値をリソースに快楽を得ることが出来る魔法のスイーツ。

ミント……別に嫌いじゃない……別段好きな訳でも無いですけど、ミントのガムは安心感がある。こっちはスースーして実際はどうかに関わらず健康的なイメージがある。

 

チョコミント、これが分からない。基本的にチョコとミントは相反するものなのでは?

 

南の朱雀と北の玄武、かっこいいから組み合わせてみよう☆ってやったら羽根の生えた亀が生まれて重くて飛べなかったみたいなミスマッチ感しか無いですよ。特にチョコミントのアイス、ミントのアイスが口の中を冷気とメンソールで氷結させ、後から申し訳無さそうにチョコチップがほんのり現れる。なんだお前、こちとら口の中ヤシオリ作戦だぞ、味わえると思ってるのか?どっちかにしてくれ。

 

この感覚が好きな人も居るんでしょうけどやっぱり自分には理解出来なかったんですよね。反目しあってる女女をカップリングにして、楽しんでいるのは何処の誰だ?あたしだよ。好きなカップリングの傾向と味覚は全く別の問題ですので皆さん気を付けてください。あと、よく「チョコミントは歯磨き粉の味!」って言う人いるけど別に歯磨き粉の味はしないと思います。

 

なので、私はここにチョコミントへの宣戦布告をすると共に、「食べずにディスるのも良くないよな〜」って言いながら買ったチョコミントのアイス(7本入り)の残り(ヒント:7引く1をけいさんしてみよう!)をどうするか考えたいと思います。

 

めでたしめでたし

別件で描いたオリジナル漫画

別名義(徳の高い熊)で描いていた本格ミステリー4コマ(4ページ)です。

せっかく描いたのに反応があんまり貰えなかったんでこっちで上げさせてください。

スマホとかで読みにくかったらごめんなさい)

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きららのソムリエがいないなら俺がなってやる〜4月号〜

 

無くなって ソムリエ惜しむ オタクかな(5・7・5)

 

どうも、バーチャル川柳作家の千歳とせです。

かつてのまんがタイムきららMAXにはきららのソムリエというコーナーがありました。その月に発売されるまんがタイムKRコミックスの新刊がピックアップされ(TIPS:千歳とせはきららファンタジアのピックアップ召喚で爆死したのでピックアップという言葉を信用できてないぞ!)1ページ程のコラムで紹介していました……いたのですが去年の11月に最終回を迎えてしまいました。悲しい。

 

悲しいのでソムリエごっこをします。(↓本題ここから!↓)

 

 

ふじょ子とユリ子 (1) (まんがタイムKRコミックス)

ふじょ子とユリ子 (1) (まんがタイムKRコミックス)

 

 

 

こんにちは、ジェネリックきららのソムリエです。皆さんは女の子に恋する女の子は好きですか?想いを伝えたくても伝えられないモヤモヤや相手の一挙手一投足へのドキドキ、読んでいて応援したくなりますよね。相手にもしかしたら意中の男性がいるのかと悩む時もあるでしょう。もしその子が熱中しちゃうほどの男性がいたら……?そしてその男性が二人で、しかもカップリングだったら……?今回はそんな「百合」な女の子と「腐女子」な女の子のお話、「ふじょ子とユリ子」のご紹介です。

(ここで一押しの一コマの画像)

主人公の「ユリ子」は幼馴染「ふじょ子」に絶賛片想い中。しかしふじょ子は「魔法少女かめかめ」という作品に登場する「亀太郎」と「ピエール」で妄想を膨らませる隠れ腐女子……そんなふじょ子が実はBL好きだとユリ子に告白した所から物語は始まります。一人暮らしの部屋を亀ピエで埋め尽くすほどのガチ腐女子ふじょ子、一方ユリ子はオタクとは縁のない子でしたがふじょ子の好きな物を理解しようと深淵へと足を踏み入れます。ふじょ子や読者の皆さんには「あるある」な事もユリ子には未知の世界、時に戸惑い、時に嫉妬の炎を燃やしながらふじょ子を追ってBLの世界を歩んで行きます。即売会で出会ったフォロワー20万人の神レイヤーでふじょ子を狙うライバル(?)の「岡本さん」a.k.a「紫薔薇様」も加わり更に賑やかになっていく振り回されオタク生活、果たしてユリ子はふじょ子の心を亀ピエから振り向かせることが出来るのでしょうか?一風変わった恋模様を是非コミックスで見届けてみて下さいね。

 

 

 

 

どうだ!参ったか!!!ふじょユリを読んでください!!!!!!!!! 

 

あと、おまけで読み返しながら付けてた亀ピエの情報メモを載せておきます☆

二人はあまり接点がないけど……(1話)

ピエールが亀太郎を突然抱きしめた……

ピエールの力が強すぎてそのままポックリと!→無事生き返る(2話)

作品名:魔法少女かめかめ

亀太郎は主人公のかめ美のクラスメイト

ピエールはかめかめのライバルの魔法少女うさうさの実の兄で魔法使い(3話)

魔法少女かめかめのオンリースペースは1000

亀ピエは壁と島中の2スペースのみ(ふじょユリと神)(4話)(11話)

かわいい服を恥ずかしがりながら着る亀太郎とノリノリで着るピエール(ふじょ子談)(5話)

亀太郎:黄緑髪、ピエール:青髪

星と月がモチーフ、亀太郎のほうが星(6話)(11話)

割とツツッタ上では供給がある(8話)

亀太郎好物:豚肉、もずく、納豆、梅干、タコさんウインナー

高校二年生だけど実は136歳、未来から来た■■■■の■■■■■■で■■■■の能力を持つ(これは実際に読んでほしいので伏せますね)(11話)

 

それでは☆

人間としてのヒーロー(アイデンティティ・クライシス)

友人とこんな会話を交わしたことがあります。

「MARVELのヒーローは仲悪くて内ゲバばっかりなんだよね、その点DCは割と仲が良い……」

(誤解がないように言っておきますけど膨大な量の作品が同居するアメコミのカラーを一言で決めつけてしまう程おバカじゃありませんからね、こーゆー側面あるよね〜〜笑程度に捉えてください)

 

白状します、これは嘘です。バットマンを見ればわかる。だけど……それ以上にDCコミックスの世界に影と質感を与えた作品がある……それがアイデンティティ・クライシス、今回紹介したいコミックです。最初に言っておくと本書のようなイベントタイトルはその世界のヒーロー等について割と知ってる前提で話が進むので事前知識が薄い状態で読んでもあんまり楽しくないかもしれません、脳が混乱しながら読むとこになるので。ある程度知識身についてから読み直すとすごく楽しめるよ!気になったヒーローはwikiで調べてみよう!

 

概要

アイデンティティ・クライシス

アイデンティティ・クライシス

 

 

本国では2004年6月から12月にかけて発行、翻訳版がヴィレッジブックスにて最近(一年前……?もうこんなに経ったのか……)発売されました、巻末のコラムは必読です。ライターはブラッド・メルツァー、小説畑の人っぽくて自分は詳しくないですね……というかこの頃のユニバースの状況も詳しくない、ロビンはティムでフラッシュはウォリーでランタンはカイル。この直後にハルがランタンに復帰したりインフィニット・クライシスに向けてキナ臭くなって来るんですかね。

あと言い忘れてましたが本記事はクライシス三部作(アイデンティティ・クライシス/インフィニット・クライシス/ファイナル・クライシス)についての記事の第一弾となります、なれたらいいですね、ファイナル・クライシスは邦訳が出てから読み込まないとですけど……(ただでさえプロットが混沌を極めているのにその上英語ってまじで自分にはムリです)

 

あらすじ

普段通りのアメリカ、ヴィランが悪事を働きヒーローがそれを阻止する日常の中のある夜、ヒーローの家族が殺害される事件が起こりました。エロンゲイテッドマン(ラルフ・ディブニー)の妻スー・ディブニー、スーパーパワーを持たないながらもジャスティス・リーグの名誉メンバーにもなっていた彼女の死はヒーローコミュニティに大きな衝撃を与え多くのヒーローがその捜査を行います。

部屋に侵入した手段もわからず手がかりは彼女の焼死体のみ……という状況の中グリーンアローらある時期のリーグメンバーは伏せられていた過去の事件で彼女と因縁のあるDrライトというヴィランを追いますが、その中でリーグの過去の行いが明らかになり……

 

歴史に意味を与えるということ

Drライトを追うのはある時期のリーグメンバーでとあーる事件の当事者の面々、寡婦となったエロンゲイテッドマンはじめグリーンアローホークマン、ザターナ、ブラックキャナリー、アトム、そしてフラッシュとグリーンランタンです。しかしフラッシュとグリーンランタンは当時のメンバーである2代目のバリーとハルから名前を受け継いだ別人、現フラッシュのウォリーはバリーの甥っ子ですしランタンのカイルは何やかんやでやんちゃしていたハルと面識があるので別に赤の他人って訳じゃないですけど。当時のことを知らない現フラッシュに告げられたリーグの過去の行い、それはヴィランの記憶の改ざん、そしてスーの関わる事件がきっかけで(これはちょっと実際に読んだほうがいいと思いますので伏せます)やむを得ずDrライトの人格を改変してしまったという汚点でした。

 

ヴィラン達がヒーローの正体を知ってしまったら……狙われるのは本人だけでなくその家族でしょう、正体がバレないのはお約束や偶然ではなく裏でその処理をしているからなのです。それだけなら良かった、しかしこの事件におけるDrライトの場合は只の記憶操作だけでは危険すぎる、という判断が下され人格の矯正が挙がりました。道徳的にどうかという問題がありますね、間違い無くスーパーマンならやらないでしょう、しかしその場にいたのはスーパーマンではなく格下(こう言う言い方は語弊がありますね……でもスーパーマンが別格すぎるので……)のメンバー達……その結果かつては強敵だった(という設定)のDrライトが若年ヒーローチームのタイタンズにシバかれる三流に改変されたのです、説明の為こう言ってるだけであって別にディスってる訳じゃないですよ!これは恥ずべき出来事として歴史の闇に葬られていました……という設定です。

 

本書の出来事はもちろん当時の時系列上にありますが、やってることとしては過去を洗い出しそこに(後付け)設定、しかも後ろめたい事実を加えること。昔はそーゆー物だったんだからいいんだろ!って古参の読者からしたらブチ切れ案件なのかもしれません、自分は当事者じゃないのでフラットな気持ちで読みましたが。しかし本書のスゲーとこは後付けの裏取りしっかりなされてるんですよね、良質なパズルのような。ホークマングリーンアローはいつもいがみ合っていた、だからそこに目をつけて対立のきっかけとなる事件を配置しよう、よくやるな……(何度も言いますけど別にそこまで昔のコミックを読んではいませんが……)この辺、アメコミの持つ歴史の長さ特有のライティングですね。

 

あ、でもバリーのアレは腑に落ちないぞ、自分の中でバリーは善人なので、理解はできても納得いかねぇからな!!

 

ヒーロー、そしてヴィランのコミュニティ

このストーリーではカルキュレイターというヴィランにスポットが当たっています、悪党であるヴィランに仕事や情報を売るブローカーですね。

 

ヒーローにはコミュニティが存在し、チームを組み、時に他のチームと交流し(タイタンズのトレーニングに誰か手の空いてるリーグメンバーはいるか?と訪ねるシーン、好きです)、ピチピチのスーツで冠婚葬祭を行う。本書でもスーの葬式の様子が見開きで描かれるのですがただ戦うだけのヒーローではなく彼ら彼女らにも生活があるということをインパクト大で伝えてくれます(しかし一般の参列者のほとんどは皮肉にもヒーローを一目見たいがために参加……リアルすぎる……)。

同様にヴィラン側にもコミュニティが存在し、カルキュレイターはその象徴とも言えるキャラクターです。誰が撃たれて重症だ〜だのいい武器があるぜ〜だの、駄弁りながらボードゲームをしているだの、同一ユニバース上の存在ですのでどっかで顔も合わせるだろうしコミュニティが存在するのはよくよく考えれば当然ですね。本書はそれを特にフューチャーした数少ないストーリー(自分調べ)であり、物語……というより世界に質感を与えています。スーパーマンを代表する敵役のルーサーが弁護団を出し、逮捕されたはずのヴィランは無罪で娑婆に出る、コミックのお約束に納得の行く理由付けがここでも為されています(バットマン系のヴィランアーカムがほぼ出入り自由みたいなもんなんですけど……)。キャプテンコールドの「ほぅ、息子が?なら業界デビューか」って台詞があるんですけど渋くてかっこいいですよ……

 

リーグに追われたDrライトもこのコミュニティに助けを求め、デスストロークをリーグ対策に雇います、このバトルは必見ですよ(というかまともなバトルシーンここくらい?)。策を張り巡らせたデスストロークがエグいくらい的確にリーグメンバーを無力化していく姿は息を呑みます。

 

 

ビッグ3の神聖さ

ここまで読んで気付くと思いますが本書におけるスーパーマンワンダーウーマンの役割は他のイベントタイトルと比べると非常に薄いです、もちろん出番はありますが……本書の主役はヒーローでは無くヒーローのコスチュームを着た人間なのでスーパーマンらビッグ3(一応言っておきますとスーパーマンバットマンワンダーウーマンの3人のことですよ)は決して侵してはいけない殿堂として配役されています。世界最高の探偵であるバットマンはスーの事件の捜査でも作中序盤においては置き手紙を残すだけで姿を見せず(置き手紙のコウモリのシンボルだけで存在感を出すブルースさん流石です……)容疑者のスリップノットスーサイド・スクワッドの映画ですぐ死んだ彼です、を尋問するシーンではワンダーウーマンの顔にスポットは当たらず描かれるのは真実の投げ縄だけ……この辺の線引きによってドロドロした、リアルな作中においてスーパーマンらの神聖さは(少なくとも本作においては)保証され、そしてそれによって他のヒーロー達の「人間」としての側面が強調されています。

 

まぁ、バットマンは先述した「汚点」に大きく関わっていますが……あくまで被害者側なのでブルースは悪くないですよ……これがきっかけとなり人間不信に陥ったバットマンが次のインフィニット・クライシスに関わるアレで大きくやらかす事になるんですがそれは別のお話……あとワンダーウーマンも別件でやらかしちゃいましたね。

 

人間としてのヒーロー

また、記事では深く触れなかったのですが「家族」が重要なテーマとなっています、特に終盤。人間だもの、家族の存在は切っても切れませんよ。これについては確かに読んでいて考えるものがありました……が自分が上手く文章に出来なかった……ブルース……

アイデンティティ・クライシスはヒーローの家族に訪れた悲劇から始まりとあるヒーロー、ヴィランの家族にまつわる悲劇を引き起こし……そしてあっけなくも残酷な事実で幕を下ろします。ヒーローの人間性に深く切り込んだある意味怪作?とも言える本書。綿密に計算され尽くした構成で、活劇とはまた違ったリアルで深みのあるストーリーを楽しみたい人にはめちゃくちゃ響くと思います。そしてDC沼に浸かろう、NEW52!のジャスティス・リーグとかバットマンとかリバースのバットマンとかから入るのがオススメですよ。

 

ところで、最初に薦めるアメコミがアイデンティティ・クライシスってなんかやだな……

きらファンを1.5倍楽しむ思考法

シンプルさは究極の洗練である、これはダ・ヴィンチの言葉です。

僕らの明日はいつだってプロローグ、これはきららファンタジアの主題歌「Torchlight〜夢の灯り〜」の一節です。トーチ……ライト……これはつまりランプちゃん!?

 

今回の記事は自分がきららファンタジアをやってる上でちょっと気付いたtipsをご紹介します、それだけです、それ以外は無が広がっています。

 

きららファンタジア、めんどくさいから以降きらファンって呼びますね、は最近のメンテでめちゃくちゃ有難い改良をしてくれました、そう、オート戦闘時のスキル使用です。有利属性魔法使いを入れておけば周回は眺めてるだけですぐ終わる、ありがたいですね、こんな楽してるからとっておきのレベルが上がらねぇんだよ。

まぁ、その裏で陰に隠れてしまった機能があるんですが……そう……タッチボイスです……

 

自分は最初タッチボイスはプレイヤーが介入してるみたいで何だかな〜別に悪いとは行ってないけど何だかな〜的なスタンスでした。しかしある時気付いてしまったんです、クリエメイトに触れてるのはプレイヤーではなくきららちゃんなのでは……?

 

戦うのはクリエメイト各位なので伝説の召喚士きららちゃんが戦線にいるってイメージしづらいですけどストーリーだったりきららスキル(確定クリティカルが強すぎる)の使用だったりからしてそこにいるのは「真」です。召喚士きららちゃんがみんな戦ってる時にひょこ〜っと出てきてセクハラをしているとすれば……?

千矢「今はお腹触っちゃダメだよ〜」、全くです。

春香「どこ触ってるの!?」、どこ触ってるんですかきららちゃんさん。

ソーニャ「触れるな、●すぞ」、ごめんなさい。

きららちゃんがベタベタセクハラしてくる女だと思うことでめちゃくちゃタッチボイスが面白くなってきます、だいたい驚くかガチ嫌悪か「えへへ〜〜」ってやつ。

 

なんというか、主人公のきららちゃんがそこに居るんだよ〜ってことを忘れがちだけどちゃんと意識してあげるのが大事なんでしょうね、お馴染みのクリエメイトだけでなくオリジナルキャラクター達も個性あってかわいいですよ。

 

と言うことで、自分は時々ボイス一覧からタッチボイス連打してきららちゃんにセクハラをさせています、戦闘中じゃないのかよ、だってオートめちゃくちゃ便利なんだもん……

きららちゃんガン攻めもアリなんじゃないかなってね☆

 

 

 

めでたしめでたし

 

お詫び

きららファンタジアをきらファンと呼びますね、と書きましたがその文以降きらファンと呼ぶ機会がありませんでした。楽しみにしていた方、申し訳ありません。

第一回「尊い」サミット

どうして私が美術科に!?第二巻4月26日発売!!!

(27日発売と間違えていたので訂正しました、みんなこれを指摘しないでくれた、優しい)

 

どうして私が美術科に! ? (2) (まんがタイムKRコミックス)

どうして私が美術科に! ? (2) (まんがタイムKRコミックス)

 

 

はい、この記事で言いたいことは9割言い終わりました、以下駄文です。

本作は毎月19日発売のまんがタイムきららMAX芳文社)連載中の作品です。きららのニューウェーブともいうべき新進気鋭の4コマ漫画、ニューウェーブなんて単語陣内智則ぐらいしか扱えませんよ。嘘。毎月28日発売のまんがタイムきららキャラットは「かわいさニューウェーブ」がキャッチコピーです。NEWGAME!載ってるよ、あとまちカドまぞく!!読んで!!!さっきの9割撤回するから!!!ここまでで9割!!!!

 

いいですねこの表紙……竹内……お前……顔がいいな……中央でドヤ顔する浦上紫苑ちゃん推せます。めっちゃかわいい……わかる……

帯は「ステラのまほう」のくろば・U先生による絶賛。こんな尊い4コマ見たこと無い……わかる……尊いですよね……尊い……とうと…ん?

 

尊い」とは???(茶番失礼しました)

 

本作の紹介をする文章は十中八九「尊い」というワードが組み込まれています、これ、水曜日のダウンタウンのみんなの説に投稿して良いですよ。でもみんな心のどこかで思ってるんじゃないでしょうか、「尊い」って結局どんな感情なんぞや……?

 

無粋極まりないことを言うと「み~んな尊いって言ってるしこのワードが一番しっくりくるよね☆」的な感じなんだと思います。でも!同じ作品を読んでみんなしっくり来るんだったら!偶然の一致じゃないのなら!なぜしっくりくるのか、「尊い」という感情のエッセンスは少なからず分析可能なんじゃないのでしょうか!!まぁ分析可能かどうかは言いすぎました、多分どっかのオタクが「〇〇尊い><」って適当に言ったのが広まってるんでしょうし。自分の中で「尊い」ってこういうことだよな~って考える過程が大事なんですよ、いいこと言った、残りの5%はここです。分析は他の人に任せましょう。

 

出涸らしの5%の本題に入ります。

 

 

自分は「尊い」という感情は「奇跡への礼賛」だと考えています。

 

尊い」は辞書的な意味だとざっくり言って「高貴だ、崇高だ、神聖だ~」みたいなものへの形容です。それは現実では起きえない、神の介入とも呼ぶべき事象です。神の介入こそが奇跡であり私たち徳の低い一般人はありえない出来事からそれを感じとり、拝んでいるのです。話のスケールが大きすぎますよね、書いてて自分でも思いますもん、何言ってるんだろ。

そもそも奇跡とはキャッチーなものです。キリストの起こした奇跡はごはんを出したり傷や病気を治したり……当時の食糧事情や医療知識を考えるととても人々のニーズを押さえてるのではないでしょうか?生存本能に訴えてやがる……善行をそんな風に言うな……はい……逆に神の介入が人に求められていないならばそれ奇跡ではなく天災か何かです。

何が言いたいのかというと奇跡はそれを認識した人が奇跡だと思えばいいんですよ、奇跡というワードに振り回されて宗教的な奇跡だけに発想が固執しちゃダメです!バスケとかサッカーの神ってるプレイくらいにランクを落としましょう!!ハイお終い!!!

 

さて、漫画には必ずそれを描いた作者が存在します。作者は自分たちと同じ3+1次元から原稿用紙ないしPSDファイルという2+1次元(絵+コマ割り/台詞)へと手を加えペンを加え創作世界が作り出されています。神と我々の関係はそのまま一つずつ次元を落とすことで作者と登場人物の関係に置き換えることが出来ます。その世界で生きる登場人物達は基本的には私たちの想像通り、普段通りに動かされています、さもなくば狂人動物園に早変わりですよ、ここまでリアリティのない女子高生は初めて見た、作者はもう少し現実を見て(『こみっくがーるず』おススメです)。この動かし方がひねくれるとウシジマくんみたいな人間の醜さを描いた作品ができるのでしょうがそれは今回の趣旨とは違うので忘れてください、確かに面白いけどね。ここで善なる神の介入、世界にキラキラを与える存在である作者が読者の望む奇跡をキャンパスに起こすのです。

 

かわいい女の子が顔のいい女の子と出会い、心の隙間を埋め合い、輝かしい毎日を過ごす……奇跡と言わずして何というのでしょうか、おれたちはこれが見たかったんだ。竹内は桃音ちゃんと二人寄り添って歩いて永遠(とわ)の愛を形にしちゃうんでしょう、知ってるんだぞ。

 

また、どうびじゅの奇跡性を後押ししているのが「時間」の概念だと思います。

1巻収録の11話、単行本98ページを開いてください、開きましたね。夏に入り、初めて教室の冷房が効いた教室で主人公の酒井桃音ちゃんはこう独白します。(関係ないですけどいままで独白を独自って勘違いしてたので意味間違ってないかな~て確かめようとしたら全然確認ができなかった、ブログをやっててよかった)

 

もう夏が来るんですね

 

高校三年間のうちの、一年目の夏が

 

出典:どうして私が美術科に!?1巻(芳文社) 著:相崎うたう

 

高校生活は三年間というタイムリミットが設定されています、留年でもしない限り。残酷にも過ぎていく時間の中で、大好きな仲間との高校生活の一瞬一瞬を彩っていく、終わりがその先にあるからこその儚さ、エモがそこにあり、日常の価値は跳ね上がります。

まぁ実際は彼女らの日常はインクとして紙に定着しており、いつだって見たい時にその姿を覗くことが出来ますが……それもまた一つの奇跡なんでしょうね……キラキラの日常とドキドキの毎日を4コマの枠線というショーケースにしまい込んだもの、それこそがまんがタイムきららのドキドキビジュアルコミックスなのです。

 

自分たちオタクは『どうして私が美術科に!?』を読み、そこに溢れる日常のかけがえのなさに高い価値を感じ、それを崇めて「尊い」と言う感情を抱くのでしょうね。

 

最後に、まんがタイムきららMAX2017年9月号(浴衣シノアリが表紙です、原悠衣先生色塗りうまいなぁ……)のどうして私が美術科に!?の一幕、シンデレラの劇をやることになった桃音ちゃんの文化祭準備中のとあるセリフで締めくくりたいと思います。自分が読み返した中で一番「尊さ」の核心を突いてる台詞です、2巻の内容なので単行本派の人は注意してね☆

 

……私は、少しあたり前に感じてしまっていたんです。

 

間違えた私を受け入れてくれて

一緒にいろんなものを描いたり作ったりしてくれる仲間がいることが

 

でもきっとそれはとてもすごいことで

特別なことで

 

この役を演じればみんなと過ごす日々に改めて感謝できる気がしたんです

 

出典:まんがタイムきららMAX2017年9月号

 

 

この記事の問題点は「尊い」という曖昧な単語を「奇跡」というさらに曖昧な概念を使って、その上「奇跡」を自分本位で捻じ曲げて有耶無耶にしているだけ、というところなんですよね。君も自分だけの「尊い」を探しに行こう!