死因はインターネット

説明しよう!このブログは!オタクの文章力が上達していく様を眺める実録ドキュメンタリーサイトである!

怖かったポケモンの話

子供の頃、マダツボミというポケモンが怖かった。今も正直怖い。

え……くさタイプ?ゴーストタイプとかじゃなくて?と思う人もいるかもしれない。そうだよ、おれはマダツボミが怖いよ。

 

これにはきっかけがある、マダツボミに恐怖を植え付けられた明確なエピソードがある。恐怖という名のやどりぎのたねを植えられたってポエミーなことを書こうとしたけどマダツボミ系はやどりぎを覚えないそうなのでやめた。

 

アニメ版のポケモン……多分時期的に金銀の終わりら辺のエンディングで「ポケッターリ・モンスターリ」という曲があった。まるいやつだったりほっそいやつだったりとがったり毛深いやつがいてみんな違うね不思議だねって内容のアレ。

そのエンディング映像のサビでポケモンが踊るシーンがあるのだが、そこでマダツボミが元気に踊っている姿を見てめっっっっっちゃくちゃ怖かった、それが脳裏に焼きついている。

 

でかい頭にほっそーい胴、脚、葉っぱの両腕。明らかに頭と身体が釣り合ってない、その頭を根っこで出来た身体は支えられるのか?

ポキッ(やわらかそうだからヘニャッ?)って重い頭が落ちそうな/落ちてもおかしくないマダツボミ。それがニコニコしながら左右に動き、こっちを向いて身体を揺らす。第四の壁を見つめるマダツボミの顔は曇りの一切ない笑顔、顔文字で例えると「^⚫^」(⚫は口です)。それがとてつもなく不気味だった。初めてポケット“モンスター”の意味を理解できた気がした。

 

不思議なことに「マダツボミ 怖い」で検索してもジョウト地方のダンジョンの「マダツボミのとう」の話しか見つからない。皆怖くないの???体あんなに細いのに???モンスターボールの中で、丸い空間のほとんどを頭が占めて体というか根っこ?をカバンの中のイヤホンみたいにくにゃくにゃ折り曲げて仕舞ってそうなのに、こっわ〜〜〜

 

 

今思うと踊るポケモンのチョイスも謎だった。まずはじめにピカチュウが踊ってる、かわいい、お前この頃にはもう痩せてたな……次にトゲピーピカチュウの隣に現れる、かわいい、手足短いのに一生懸命踊るのいいね……サンリオキャラクターみたいだよ……

次にマダツボミが現れる。何故?????

マダツボミってそんなに特別なポジションなの?なんか、ロケット団知名度あるしケレン味的にソーナンスとかでいいんじゃないの?いやまぁ3匹目で急に強面枠のニドキングとか出てきたら困惑しちゃうけどなんでマダツボミ?モーションつけやすかったから?まぁ金払って振り付け考えてもらってんならまぁ踊らせないと勿体ないよな……

その後まるいプリン(かわいい)や四足歩行(でも足は毛で隠れてるからアメリカの牧場の藁の山みたいになってる)のイノムーや二本足のドードリオアンノーンが踊る(ような動きをする)。アンノーンに至ってはくねくねしてるだけじゃねぇか。

 

 

……書きながら気付いたんですけどこれは歌詞に合わせてるだけだ。ほっそいやつ=マダツボミ、毛深いやつ=イノムー以下略。わかったところでマダツボミを踊らせて恐怖を植え付けた罪は消えない。こわいものはこわい、おれはその話だけをしているんだ。

 

 

ちなみにTokyo MXで艦これのアニメを見ていた時の前番のネッコロTVのキャラクター“ネッコロ”も記憶に残っている。猫の顔に根っこの身体、構造はマダツボミと同じだけどアレは怖いとか不気味以前にコンテンツとしての雑さと単純に顔がムカつく見た目のせいで怖くはなかった、殴ったりプチってしたいとは思ったけど。

 

めでたしめでたし