死因はインターネット

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とろとろvsしゅわしゅわ

オムライスには2つの派閥がある。

しっかり焼いた薄皮たまごをチキンライスにきれいに包むタイプ。白いご飯に半熟とろとろのたまごをかぶせ、周りにソースをかけるタイプ。

 

自分が好きなのは後者だ。とろとろでぐじゅぐじゅな方がたまごの味を楽しめ、デミグラスソースのビターなうまみがプレーンなお米と合う。前者はメイド喫茶で♡を描くためのキャンバスに過ぎない。……これは言いすぎた

 

 

 

昨日、急にオムライス食べたいゲージがMAXになった。脳が黄色一色になり「今めちゃくちゃオムライス食べたいんですよね〜」と言い回った。自分のコラボカフェが出来たら絶対メニューにオムライス入れるからな。

オムライスの中身はチキンライス派か白飯派の話になったがみんなチキンライス派だった。「オムライスは中身がチキンライスで、白いご飯なのはオムレットライスって言うらしいですよ〜」なんて言われた。なるほど確かに和製英語だ、天津飯もそうだっけ?なんて返した。この切り返しはよくできたと思う。そんな下らない話を交わしながら、オムライス食べたい欲は更に熟していった。

 

 

 

……という訳で今日のお昼はオムライス。「卵と私」というお店、エッセイ集の名前みたい。

直感で「スフレオムライス:デミグラスソースのうんたらかんたら」にした。なぜならマッシュルームが美味しそうだったから。

 

運ばれてきた、写真を撮ったが壊滅的にセンスが無く、それが記事一覧にサムネっぽく表示されるのが嫌なのでここでは貼らない。

チキンライスの上にたまごの塊が乗っていて、よくある「割るとパカって開いてとろとろが広がるやつ」かと思った。あれ、一度やってみたい。

 

スプーン入刀、オムライスの欲求と理性の初めての共同作業。

サクッ……

 

サク?????予想外の手応えだ。とろとろのたまごが決壊すると思ったけど、そこには気泡でぷつぷつしたウェルダンでもレアでもないぷるぷるたまごの断面図があった。スフレオムライスの名に恥じぬメレンゲっぷり、メニューにそう書いてあったじゃねぇか。

 

食べてみると、たまごの風味とチキンライスのしっかりフレーバー、デミソースのビタみが合わさって実際美味しい。ただ一つ特筆するとたまごが口の中でしゅわしゅわする!しゅわしゅわはちょっと言いすぎかな?気泡が不思議な食感!!!

 

しゅわしゅわととろとろは味相環における対極にある概念、赤とシアンの関係なのでとろとろたまごと真逆のたまごが来てビックリしてしまった。いやこれはこれでアリですよ、たまご料理を等しく愛しているので……

しゅわしゅわたまごのオムライスという第三勢力はどれくらい市民権を得ているのかはわからない。でも自分はやっぱりとろとろオムライスの方が好きだな〜〜〜〜〜

 

 

確かにオムライス食べたい欲は満たされた。食べた瞬間右上にトロフィー獲得のポップアップが見えた。

しかし、舌がオムライスという快楽を再確認してしまった。それと同時に満たされなかったとろとろたまごのオムライスへの渇望を連れてきてしまった。

とろとろ・オムライス・モンスターがいつ脳内に黄色いペンキをぶちまけるか分からない。自分は怪物を飼い慣らしながら生きていかなければならないのだ。今週中に絶対とろとろのやつを食べるぞ。食べるからな!!!!!

 

 

 

あと「白いご飯のはオムライスじゃなくてオムレットライス」というのはガセだった。

 

めでたしめでたし